TICAD Ministerial Meeting Thematic Event “Moving toward the Year 2030 of Hope through overcoming the Polycrisis and achieving SDGs!”

TICAD閣僚会合テーマ別イベントでのプレゼンテーション

(2024年8月23日)

2024年8月25日

星野俊也ESG-IREC共同代表は、2025年8月に横浜で開催される予定の第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に先立って2024年8月23日にホテルニューオータニ(東京)で開催された閣議会議のテーマ別イベント「複合的危機を乗り越え、希望の2030年へ:TICADを通じたアフリカと日本の共創でSDGsを達成し、多国間主義の新たな時代を切り開く」(TICAD NGO連絡グループとアフリカ市民協議会主催)に出席しました。

本イベントの開会にあたって挨拶に立った外務省国際協力局の今西靖治参事官は、日本政府が来年のTICAD9に向けて、市民社会を含めた関係ステークホルダーの協力のもと、日本とアフリカの協働による革新的な解決策の共創を目指して取り組みたい、そのためには、アフリカの人々と最も近いところにいる市民社会の参画により、TICADの包摂性を強化していきたい旨述べました。

シンポジウムを企画した市民社会の代表は、現代世界が直面する「複合的危機」(気候変動などの「地球の限界」に関わる危機、地政学的転換の危機、そして科学技術イノベーションがもたらす新たな世界の可能性と不安など)を乗り越えるための新たな多国間主義に基づくガバナンスの構築というところ主眼をおきました。それというのも、こうした複合的危機が国連で合意された持続可能な開発目標(SDGs)達成へ最大の障害であり、これらの危機に最も影響を受けているのがアフリカだからでした。

複合的危機を乗り越え、「多様性のある開かれた世界」をベースとする希望の2030年代の可能性を切り開く出発点に「TICAD9」を据え、その手掛かりを探ることを目指した本シンポジウムでは、アフリカと日本の市民社会の取り組みや連携・協力について紹介される一方、アフリカと日本が新たな多国間主義を共創する基盤を見出す必要性が強調されました。

星野共同代表は、「人新世の新しい人間の安全保障の概念を通じたアフリカと日本の共創」と題するスピーチで新時代の多国間主義を支える重要な概念として「連帯」と「行為主体性」の意義について詳述しました。
星野俊也共同代表によるスピーチ「人新世の新しい人間の安全保障の概念を通じたアフリカと日本の共創」(英語)

【関連資料】
今西国際協力局参事官の挨拶:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/af/af1/pagew_000001_00985.html
アフリカ協議会による当日の記録:
https://ajf.gr.jp/csticadministerial-meeting/

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