The 2024 United Nations Summit of the Future and the Global Agenda: The Role of Public, Private, Academic, and Civil Society Stakeholders in Japan

2024年国連未来サミットとグローバル・アジェンダ~国連ユニタールと考える日本の産官学民のステークホルダーの役割~

(2024年8月7日)

2024年8月7日、ESG-IRECの主催で、特別企画「2024年国連未来サミットとグローバル・アジェンダ~国連ユニタールと考える日本の産官学民のステークホルダーの役割~」が大阪大学中之島センターにて開催されました。本企画は、国連システムのなかで唯一人材育成と研修事業に特化した国連訓練調査研究所(UNITAR・国連ユニタール)のニキル・セス総代表・国連事務次長補のご来日の機会をとらえて実施したもので、同総代表による記念講演会と、国連ユニタールが世界各地に展開する「地域リーダー国際研修センター(CIFAL)」のグローバル・ネットワーク部長であるアレックス・メヒア氏を囲んだパネルディスカションが行われました。

パネルディスカッションでは、「より持続可能で包摂的で誰もがアクセスできる未来の日本社会をリードする人材育成のために~日本の産官学民のステークホルダーの役割~」 について、アレックス・メヒア部長をはじめ、東日本国際大学の中村隆行副学長、NPO法人支援技術開発機構(ADTO)の河村宏副理事長、東京大学大学院農学生命科学研究科の井筒節准教授、日本財団国際事業部国際協力チーム・シニアオフィサーの堀場明子氏、また、ESG-IRECからは星野俊也共同代表、須貝フィリップ招へい教授、有江ディアナ特任助教が登壇し、企業におけるESGインテグレーション、企業評価のあり方や人権デュー・ディリジェンスの問題などに加え、防災と復興、グローバルヘスルとアクセシビリティ、多様性とインクルージョン、「誠実な仲介者」を通じた和平調停と平和構築といった重要な政策分野における人材育成のためのプログラムやプランが紹介されました。


ジャーナリストの榎原美樹氏のモデレートのもとで、参加者と共に活発な議論が行われ、最後はセス総代表からは、「大学と地域の強みを見極め、進化させていくことで、理想的なプログラムができること」また、「持続可能な開発目標を推進し、そのための養成も行っている国連ユニタールの地域リーダー国際研修センター(CIFAL)との連携や継続的な対話」に強い期待を寄せられました。これに対し、星野共同代表は、パネルディスカションで取り上げたさまざまな分野や地域でのリーダー人材の育成に向けての各パネリストのプランや情熱に言及し、「期待と情熱のバランスを取りつつも、ベストを尽くしていきたい」との意気込みの言葉を述べるとともに、参加者全員の積極的な議論への参加にも感謝の意を表し、会合は終了した。

2024年8月20日

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