国連ユニタールのニキル・セス総代表に「持続可能な未来のアーキテクト賞」を授与
(2024年8月7日)
2024年8月7日、大阪大学大学院国際公共政策研究科ESGインテグレーション研究教育センター(ESG-IREC)は、国連訓練調査研究所(UNITAR・国連ユニタール)のニキル・セス総代表・国連事務次長補に、国連ユニタール総代表としての職務を含む長いキャリアを通じて持続可能な未来の構築に多大なる尽力に「持続可能な未来のアーキテクト賞(Sustainable Future Architect Award)」を授与した。
本賞は、誰一人として取り残されない、持続可能で公正かつ平和で包摂的な未来の構築に向けて民間企業を含む幅広いステークホルダーの力を糾合し、目覚ましい業績や成果を挙げ続けているリーダーとしてESG-IRECが評価する個人や法人を顕彰する目的で創設したもので、セス総代表はその授賞者の第一号となった。
星野俊也ESG-IREC共同代表は、今回の授与にあたり、セス氏の多大なる貢献について、同氏は、「セス氏の国連ユニタールの総代表として10年にわたるリーダーシップは、ユニタールの活動の発展につながる「地域リーダー国際研修センター(CIFAL=シファール)」の各国における拠点整備の拡大もその一つであるが、それに留まらない。長いキャリアにおいては、インドの外交官として国連のマルチ外交でご活躍の後、国連に転出した先でも「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」の事務局の中核として合意形成をサポートしたほか、国連事務局の経済社会局では持続可能な開発部門のディレクターとして2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」において「持続可能な開発目標(SDGs)」を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」がコンセンサスで採択されるまでの3年間にわたる加盟国間の協議や交渉を支援、調整するなど、そのリーダーシップはまさにSDGsの立役者(アーキテクト)と呼ぶに相応しく、その授賞者第1号としてセス総代表に本賞をお受けいただけることを嬉しく思う」と述べた。
同賞受賞式では、大阪大学大学院国際公共政策研究科研究科長でESG-IREC共同代表でもある中嶋啓雄教授より本賞がセス氏に授与され、会場の参加者からは惜しみない拍手が送られた。
2024年8月7日